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 サターン裏話  投稿者:カミ  2004年12月26日(日)02時24分 



 サターン裏話 2004年12月26日(日)02時24分 
カミ  [Mail]
2度目の投稿です。

タイトルのような大袈裟な話ではないのですが、私の勤務する会社ではサターンが日本で販売されていた当時、日本に運ばれてきたサターンの出庫前点検整備をやっておりました。もともとビッグホーンの生産を行っていた工場でしたが、生産を全ていすゞに引き上げられてしまった為、その後を埋める形で引き受けた様です(GM絡みの事情もあってと思いますが…)。
工場では運搬時のキズの補修やオプションの取り付け、一通りの点検等を行っておりました。私は工場とは別の施設で働いておりましたので、たまにしかその光景を見る機会はありませんでしたが、長い間在庫でプールに置かれている車両(中にはバッテリー上がりの車も合った様です)がたくさんあったのが印象的でした。社内で聞いた話ですが、アメリカではイヤーモデル制であり、しかもサターンは値引き販売をしないので前年度モデルの在庫車を割引き販売するわけにもいかず、前年度車は潰しているという事でした(真偽のほどは分かりませんが…)。
その当時はまさか自分がオーナーになるなどとは思ってもみませんでしたが、つくづく「不運な車だなあ」と思います。所有してみて解りましたが、サターンはクルマの基本を忠実に突き詰めた究極の「普通のクルマ」であると思います。しかし日本でのアメ車への先入観や理解されにくいデザイン、日本独特の市場性(流行追従型)等、クルマそのものの完成度とは関係ない部分で市場にマッチできなかったと言えるでしょう(そのおかげで今、安く購入できたワケですが…)

私もクルマの開発に携わる人間なのですが、サターンに乗る度に「クルマの価値って何だろう?」と考えてしまいます。(またもや長々と失礼しました…)
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