« iPod mini. | メイン | ひなまつり »
2005年03月01日
懐かPC
ここ数日の半徹夜状態から脱して、ようやく2日位のんびりできそうです(^_^;)
さて iBook, iPod とコンピュータ関連(Apple)が続いたので、今度はPCネタを...
この東芝DynaBook J-3100SX001はボクが初めて買ったDOSマシンです。(それ以前はFM-7やMZ-700などの8bit機でした) 東芝の DynaBook は米国で大ヒットとなった ラップトップJ-3100シリーズ に続くもので、J-3100SX001は1990年当時、破格な198,000円で発売されました。この頃はこのメーカー系の仕事をしていたため、有った方が便利なので何とか買いました。
DynaBookは80C86, 80286の後、80386SXを積んだこのマシンが出たのですが、001は最下位機種のためメモリーは2MB、HDD無しという構成です。でもMS-DOSはコンパクトでフロッピー起動ができるので、起動した後にFDを入れ替えていろいろなソフトを使えたのです。当時でもストック状態ではちと厳しいので、4MBのメモリ(約6万円)と、なんと32MBのHDD(約8万円)の増設をしてありますが、今日押入から出して起動してみたらHDがゴリゴリ言うものの無事に動きました。
画面を見ていただくと懐かしいMS-DOSの起動画面です。またDOSプロンプトだけだと使いづらいので、Shellアプリをみんな使っていましたが、これはFILMTNです。ハッキリ言ってWindows 1.0や2.0よりもフリーソフトの方が使いやすかったのです。その後、MSはWindows 3.0をリリースしましたが、これは日本語試作版の3.0Aです。でもその頃は既にMacintoshを使ってましたから、System 7と比べたら酷いものでした。真似するならもう少し何とかなったと思うのですが... でもDOSマシンにGUIが付いたことは、満足に使えなくても素直に嬉しかったですね(笑)
さてと何がHDDに入っているのか見てみると(dir)、
ワープロ:一太郎 Dash ver.1
エディタ:emacs, mifes, vz
開発言語:Lattice-C, MS-Basic86
通 信:wterm(aiwa 2400bpsモデム PV-CT24内蔵)
宛名書き:筆まめ ver.3
統合ソフト:雅美の献立(知子の情報/直子の代筆/章子の書斎/光の辞典)
ゲーム:倉庫番、テトリス(アイドル/アダルト)
という資質剛健、結構ハードな内容です(笑)
この頃のPCはOSが付属してくるだけで上等、アプリなんかひとつも同梱されていなかったのですから、これだけ入っていれば何でも出来るぞ!という感じです。しかし15年前のPCを10年間放置していても動くというのは大したもので、これは当時のパソコンは今より耐久性があるのではないかと思います。また当時 DynaBook という名称にアラン・ケイも快諾したようですが、ジョブスのLisaの方が既に高性能だったのは皮肉なもので、当時の関係を物語っていますね。
Dynabook SS, SX のイメージキャラクターはF1レーサーの鈴木亜久里さんで、商品のパッケージもF1に乗る勇姿が登場していました。買った頃はちょうどキャンペーン中で、デサント製パソコンバッグ(AGURI BAG)が付いてきましたが、このバッグはACアダプタや本体に合わせた仕切やベルトが内蔵されたDynabook専用の使いやすいものでした。今でもiBook一式を入れて使っています。その後 Dynabook EZ になると、桜井幸子さんがイメージキャラクターとなり、高校教師の頃とは違った新人OL風のスーツ姿でDynabookを抱えてる後姿の広告がとても爽やかでした(´Д`;)
この頃は東芝主催の「Laptopper's Club」というものがあり、ユーザー登録すると名誉ある(笑)メンバーズカードが送られてきました。ちなみにこの本体にもLaptopper's Clubのシールが貼ってあります。
今までいろいろなメーカーのPCを使ってきましたが、個人でDOS/Vノートを買うならDynaBookかな... Windows開発の歴史や、よく使ったJ-3100ラップトップのことを思うと、いまだにDynaBookを選びそうです。いやぢつはウチ、テレビ・冷蔵庫・電子レンヂと、東芝製が多いんですよ(笑)
投稿者 saturnalia : 2005年03月01日 23:56
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://saturnjapan.com/blog/mt-tb.cgi/119