2004年10月05日
夕ごはん
何んだか最近は仕事が詰まっていて、朝起きたらコーヒー牛乳とパンの軽い朝食を食べながらテーブル側のWin機でメールチェックして、そのままMacの前に... 昼も外に出るのが面倒なので、家にあるソバを茹でたりパックのご飯におかずはほとんど無しだったり...
「こんなんじゃダメ人間になってしまう(-_-;)」と夜は思い切ってシャワーしてヒゲ剃りして着替えて近所のレストランへ...
近所と言っても10分位歩くので、ちょうどいい距離。それにレストランって言ってもファミレスではなく、ちゃんとした個人経営のレストラン... そこは「Little Star Restaurant.」という。
三鷹に引っ越して来ていろいろ居酒屋を探したが、何度行っても一見さん扱いの大衆チェーンには行く気がしない。別に店のバイトが悪いと言っているのではなく、個人がやってるお店はその店主の個性や趣がお店に出てるから好きなのだ。
しかし個性や趣が気に入っても客はそれなりに金を払うのだから、個人経営だからといって甘くは見ないし、対価に見合わなければ行かなくなってしまうだろう。酒を呑み、飯を食らうのは客と店のある意味「真剣勝負」なのだ。
こんなことで、最近よく行っているのが先ほどのレストラン。6月から三鷹中央通りにオープンしたが全然知らなかった(^_^;
ある日、彼女が「毎月新聞ごはん」というその店のチラシを嬉しそうに持ってきた。店の前にあったのだと言う。「行こう行こぅ〜」と言うが、なかなか気が進まなかった。というのも、新しい店など開拓するのはあまり興味が無いし、数件の馴染みの店があればメニューも値段も雰囲気も分かっていて安心して飲めるから、それらをローテーションしている方が楽なのだ。その点、女の子は新しい店ができたら取りあえず行ってみたいらしい。毎度毎度つき合うのが面倒なのも理由だけど...(^_^;
さて、その厚手のコート紙B4二つ折に4色4段で印刷された「毎月新聞ごはん」はとてもキレイなチラシ(新聞)だ。こんな厚手じゃ軽く読んで捨てるのは気が引ける(笑)いかにもDTPという感じもするが、丁寧な仕上がりだ。これだけ見ても店の意気込みが分かるというものだ。という訳で、ある日オモチャ屋の横からエレベータで3階へ行ってみた...
木の引き戸を開けるとそこには外から思っていたのと違い、拍子抜けするくらいステキな空間があった。「思ったより広々している...(空いているのか?)」席に座って店内を見渡すと、木の床張りは掃除が行き届いているのか(やはり空いているのか?(^_^; )ゴミひとつないし、棚には書籍とJBLのスピーカーや金属製のオブジェ、SHARP製のレジスターの横にはPowerBook。適宜に配置された木製テーブルとイス。とまぁ、ここまでならちょっと凝り性の店主が居ればありがちでもあるが、かなりいい感じである。
しかし圧倒的なのは料理が美味いのである。マテリアルに凝る店は多いが、料理も相当凝っている。凝っているといっても奇をてらったものではなく、当たり前のメニューを丁寧に作ってあるのだ。特に味噌汁は美味い!これは「料理自体に思い入れを持って作り、客に美味しく食べてもらう」という基本的なことが完璧に成されているのだと思う。愛想はいいし料理は丁寧だし、まったく「ここの人達はいったい何なんなんだろうか(^_^; 」と思う。そんな店なのだ。
よく行って話好きの店員さんと話をするけど「まったくダメな日もあり、まだまだ...」らしい。でも自分達のすること、出来ることを出来る限り手抜きをしないでやっている姿勢は素晴らしいと思う。オープンから半年も経っていないのだから、まだまだこれからだよ。せっかくお気に入りの店を見つけたのだからこのままであって欲しいと思う。「いつもおいしいごはんとステキな空間をありがとう... 」と。
投稿者 saturnalia : 2004年10月05日 23:00
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