2003年12月1日『リモコン電池交換』
車検の時に「電波飛ばないんだけど...」ということで交換してもらったドアロックのリモコンが、最近はクルマから1m位じゃないと反応しない。 そんなに近づいて使うなら鍵と変わらないなぁ...(-_-;) ということで「電池を交換したら良くなるかも!」と。
前期モデルのリモコンは電池交換が出来なくて全部取り替えが前提、リモコン交換だと1万円位するらしい(^_^;) それじゃ壊して元々で挑戦するか〜 結果は価格対比1/100と超Goodです〜

純正リモコン開けるとこんな感じ
純正リモコン分解...
電池交換が出来ないと聞いていたので、上下蓋は接着剤で密封されているのかと思ったら、隙間に爪を入れて開いたら「パコっ」と割れて分解は簡単。

中身は防水のためか基板側にゴム系のシーリング。押しボタンは取れてしまうので、中心当たりを上の蓋に接着してしまうと組み立てが楽。基板は位置決めの穴があるが、シーリングと押しボタンは上下が有るので注意しる。

やっと外れた(^_^;)新しい電池と交換
電池取り外し...
電池+側は小さなスポット溶接?で固定されているので、ラジオペンチで接点をゆっくり巻き上げながら剥がしていく。この時に電池が破れて中の溶液が飛ばないように注意!リチウム電池の溶液は非常に毒性があり、また顔を近づけての作業のためゴーグルをしたほうが安全。

電池−側は接着剤でベッタリ固定されているのでカッターで周囲に切り込みを入れておき、ラジオペンチでゆっくり電池を回すと接着剤が切れて電池が外れる。かなり固いのでここは焦らないで慎重に!

コーキングで固定電池代は90円
電池交換...
標準の電池はPanasonic製CR1632(16mm×3.2mm)だが、これはまず手に入らない。そこで同じ3Vのどこでも手に入るCR1616(16mm×1.6mm)を使用。 今後は簡単に交換できるので容量が半分以下でも構わない(^_^;)

電池が半分の薄さになったため、+側電極を折り曲げて密着させ、さらに電池が動かないようにコーキング剤で円周を隙間無く充填。数カ所を合成ゴム系接着剤で固定。

今回買った電池は90円!100円ショップでも売ってるし、電気屋でまともに買っても200〜300円で買える。

●TIPS
リモコンは丸ごと交換と聞いていたので「もしかして電池を入れて通電させてからキーのシリアルを工場でインプットするRAMか?」と思って躊躇っていましたが、 キャバリエのリモコンで電池交換した方のWebサイトがあり、サターンのリモコンと構造が同じと分かったため電池交換に踏み切りました。おそらくサターンとキャバリエのリモコンは同じものです。

リモコン標準の電池CR1632はPanasonicの品番で出てはいるのですが市販されていません。注文すれば入ると思うのですが、それも面倒だし今後の交換も考えてどこでも売ってるCR1616にしました。 さっそく電池交換したリモコンを持ってクルマの近くで動作させてみたところ5m位でも反応します。「よかったー成功かも!」やってみるものだと...

ひとつ気になるのが、新車当時のリモコンは直線30m位電波が飛んでいましたが、車検で交換した物は新品だと思うのですが5m位しか飛びませんでした。 もしかしてリモコンも電波があまり飛ばないように変更されたのかもしれません。でもこれで当分行けますし、次回の電池交換も楽々です(^_^)

※ちなみにPanasonicデータブックによる電池容量は CR1632: 125mAh/CR1616: 55mAh と約半分になりますので、手に入ればCR1632またはCR1620がお勧めです。
※ぢつは最近CR1620は近所で売ってました(^_^; またCR1632はSwatch .BEATの純正電池(Renata社)らしいので、Swatch取扱店で入手可能みたいですよ〜 ※また最近はヨドバシakibaで普通に売っていました。

リチウム電池の溶液は毒性があり、皮膚に付いた場合は火傷、目に入った場合は失明の恐れがあります。もしも電池交換をする場合は、ショートや破裂させないように十分注意して作業してください。