2002年1月3日『CD/MDレシーバー搭載』 99年式サターン純正Delco製オーディオは、なかなかしっとりな通好みの音質(と思える)。 また運転しながら使う機器として重要な操作性も良く作りも丈夫そう。さすが米国車純正である(^^ゞ でもFM/AM/カセットレシーバーと、年式を考えてもちょっと時代遅れ(2000年モデルからCDは付いたが... )。 カセットはかなりのストックがあるのでソースとしては不便はないが、巻き戻しの手間、同じテープを何回も掛けるので劣化も気になる。 以前からMDを搭載したいと考えていたが外部入力もできない(^_^; そこで「いつか交換しよう」と2DIN KITは去年の夏にけーろくさんから譲ってもらって確保済み。 ちょっともったいないけど「この際取り替えてしまおう!」と新年からさっそく作業開始! |
|
||
「2DINのCD/MDレシーバー」はなかなか好みに合ったもの(予算も考えると)が無い。そのため当初は「1DINのCD/MDレシーバ+小物入れ」を考えていたが、
ちょっと問題(TIPS欄を参照)があったので、残念ながら2DINのCD/MDレシーバーの妥協案に計画変更。 見に行ったAUTOBACSで展示してあったこのセットは1DIN×2だが、ボリュームがダイアル式で無いことを除けば表示もシンプルだし操作性もいい。 さらにRXシリーズマイナーチェンジのためか、このセットはかなり値引き(^^ゞ あまり悩んでいてもしょーがないので今回はこの普及機クラスで決定! |
|
純正オーディオ取り外し... センターコンソール両側下端ピン2本を抜き、ハザードがある3連SWのコネクタまたはSWを外すだけで、センターコンソールカバーは外せる。 さらに純正オーディオを止めているステー上部2本のタッピングビス(赤矢印)を外し、手前に引っ張るだけで純正オーディオも簡単に外せる。 入れ替えるオーディオをセット... 2DIN KITに含まれるステーで1DIN×2の新しいオーディオを組む。もしかして位置を調整するためにステーの穴を楕円に加工する必要があると予想していたが、 メーカー統一DIN規格で新しいオーディオの標準ビス穴とも正確に合うので細工は不要。 |
|
結線... このオーディオコネクタは多くのGM車で採用され、SONYのWebサイトでも公開されている「アストロ98年、カマロ97年」などと同じ物。車両側20PIN, オーディオ側21pinのコネクタ同士を繋ぐだけでOK。 KENWOODオーディオとGM用コネクタの各線をそれぞれギボシ端子で繋ぐが、各線の色分けは規格により統一されているのでオーディオとコネクタの結線は色だけ合わせていくだけで出来てしまう親切なもの。 そのためコネクタの結線は実車にテスターを当てなくても部屋の中でゆっくりできる。 アンテナの同軸ケーブルは国産車用オーディオにはそのままでは合わないので変換コネクタを咬ませる必要があるが、これも2DIN KITに付属。 |
|
新オーディオ設置... 2DINステーで固定したセットのコネクタとアンテナ同軸ケーブルを車両側と繋ぎ、コンソールに押し込んで動作チェック。 その上から2DINサイズの化粧版を取付け、コンソールのカバーを戻せば作業終了!なのだが、ちょっと問題発生。 化粧版の中央が上の3連SWに押され、CDプレーヤー上部を圧迫しディスクが取り出せなくなってしまった。 そのため3連SW部あたりと化粧版の当たる部分を削除して間隔を確保。 黒い純正オーディオからシルバーになったのでかなり印象が違う。メーカーのカタログではレシーバーが上、CDプレーヤーが下だが、これも訳あって(TIPS欄を参照)CDプレーヤーが上。 スペアナをOFF(不要なので常時OFF)にすれば表示部は暗く点灯し、レシーバーの文字表示だけになるので、この様にシンプル。 |
●TIPS オーディオを買う前に確認することは入れ替えるオーディオの奥行きです。一応、買いに行く前にバラして採寸しておきました。 サターン純正オーディオの奥行き実測値は突起部を除き160mmです。 奥にはプラスチックのカバー(青部分)が上から3/4ほど迫っており、下端にはスポンジ(緑部分)があります(※上の写真矢印を参照)。 2DINオーディオの場合は、コネクタとアンテナ同軸部分が下端にあるため、奥に伸びても逃げ場があるのですが、 1DINオーディオを上に付けた場合は、オーディオの奥行きによってコネクタとアンテナ同軸部分がカバー部分に当たり入らなくなります。 悪いことにサターンの場合はアンテナ同軸変換コネクタを付けなければならないため、かなり奥行きの短いセットでないと1DINを上に付けることは厳しくなります (※2DINでもJVCの一部機種のようにコネクタ部が上にあるものも厳しいかも...)。 そこで今回はCDプレーヤを上に、コネクタとアンテナ同軸部分があるレシーバーを下にすることで純正同様のコネクタ位置を確保、 さらにアンテナ同軸部分は直接本体に挿すのではなく10cm程のケーブルがレシーバから出ているタイプのため、途中に同軸変換コネクタを入れることができ余裕でセットできました。 おそらくMDレシーバを上にすると入らないと思い、1DINレシーバ+小物入れは諦めました。 ちなみにこのKENWOODの奥行きは突起部を除き160mmでサターン純正オーディオと同じです。気に入ったモデルがあっても、奥行きやコネクタ形状で入れることが出来ない場合もありますのでオーディオに関してもサターンは機種選択になかなか厳しいものがあります。それよりも今となってはオーディオKIT自体、海外から買わないと手に入らないのです(※海外では2DINは無いような...)。 |
●IMPRESSION 新しいセットの印象ですが、今までのサターン純正に比べ高域に振ったチューニングです。「サターン純正オーディオの音質はかったるい...」といった人にはけっこうスピード感のある音でイケると思います。クルマのスピードも上がりそうです(^^ゞ 逆にボクのように中低域重視な音質を好む人には「純正の方が落ち着いて良い」と感じるかもしれません。音質は周波数特性ではなく、聴くソースや聴く人の主観・感性で語られるものなのでこれ以上言いません。 音質調整は「CD/MD/FM/AMそれぞれに設定できるプリセット6種」「BASS, MIDDLE, TREBLEのマニュアル」「4種類のスピーカに合わせた設定」となかなか充実。 ラウドネス, アッテネータ, 時計, MDタイトル表示, CDテキスト表示, CD-R/RW対応, チューナー局名入力, LINE-OUT等と標準的な機能も装備。 前車もRXシリーズだったのですがコストパフォーマンスは相変わらず高く、今月に一部機種がマイナーチェンジしてフェイスがさらにカッコよくなってます。 そうそう、機種選択時にAUTOBACSの店員にDSPについての必要性を聞いたところ、 「音を加工してしまうDSPは何とも言えないけど、クルマって気に入った曲を何回もかけてる人が大部分なので、同じ曲をワンタッチで違う雰囲気に変えられるDSPは悪くはない... 」 ということでした。なるほど、そうゆう使い方もあるかと思いました。ちなみにこのセットにDSPは有りません。 あと最近、カーオーディオについてのWebサイトを覗いていたのですが、なかなか面白いことが書いてありました。 「カーオーディオって音質ではホームオーディオにはかなわない。だからカーオーディオは音質ではなく音圧重視がよろしいと... 」 例えばサブウーファーを付けても音質そのものは改善されませんが、圧倒的な音圧で「気持ちよければそれでよし」 もちろん「DSPやディレイ掛けても楽しければそれもよし」さらに「前方定位?家ぢゃねーよ。クルマなら自分定位だろ... 」 ショップの能書きより自分の感性を優先しましょう!PRE-OUTも有ることだし、サブウーファーも付けてみたくなりました(^_^) しかし「コンソールという一等地に収まる市販2DINオーディオのフェイスデザイン、もちっと何とかならないものか... 各社(^_^; 」
ご質問等ございましたら「BBS」へどうぞ(^_^) |