2001年10月13日『DVDカーナビゲーションシステム搭載』
DVDカーナビゲーションシステムがMy Saturnに付いた! 今までは地図航法だったけど、道なりに有料道路に入ってしまって悔しい思いをしたり、目的地を目の前に道に迷うことも多い。 この際ナビを買うことで解決するならと「思い立ったが吉日」で即、買ってしまいました(^^ゞ 購入に当たっては特に他とは比較検討もしなかったので良いのか悪いのかよく判らない(^_^; けど、このSONY製ナビはなかなかの実力のようです(^_^.)

ダッシュ凹みに収まったSONY製カーナビゲーションシステムNVX-DV807B TVチューナー内蔵8"液晶モニタ
このカーナビは2001年4月発売モデルで比較的新しい。6月にメモリースティック対応のNVX-Mシリーズが出たせいか、 カーショップ「黄色い帽子」某店で2台(1台は展示ケース品)限定でかなり特価で売られていた。 他の店や機種を比べて探し回るのも疲れるし「ええぃ、これにしてしまおう」と即決で買ってしまった。 「こんな高い物、自分で取り付けて失敗したらイヤだなぁ...」と思いつつ、詳細な取説も付いているだろうとさっそく作業開始!

線はウンザリするほど有る(^_^;電源はここから採った
まずは電源の確保...

このカーナビに必要な電源はシガーライターソケットに差し込むだけ以上。 なのだがメーカーお勧めはシガーライタープラグを外し、常時通電のバッテリー電源とキーを廻した時に通電するアクセサリー電源の2つ。

とゆうことで、バッテリー電源はシガーライターから採れるしアクセサリー電源はステレオから採れるのでいろいろ探ってみたが、なかなかいい場所にない。 そこでセンターコンソール運転席側ヒューズ&リレーBOXのヒューズから電源を採ることにした。

ヒューズ&リレーBOXにはシガーライターとステレオのヒューズ位置が書いてあるので間違いもない。一応、通電と極性を確認。

パーツを木製板上で固定運転席後に設置
置く場所に困る...

コネクションBOXとDVDプレーヤ本体は置く場所に困る。というのも両者を余り近づけてはノイズが入るのでいけないとか、 本体はかなり高熱源なので密封空間にも置けない。この際、ほとんど人が乗らない運転席後を提供してあげることにした。

コネクションBOXとDVDプレーヤ本体は木製板の上にマジックテープで固定し、木製板には滑り止めに4本のゴム足を付けた。
パーツが板の上で固定されているため、配線も有る程度固定される。

モニタ、アンテナなどのパーツ別配線をそれぞれフレキシブルチューブに入れてコンソール、カーペット下を引き回してあるが、かなり線が余っている(^_^;

モニタ、ビーコン/GPS受信部TV/FM VICSアンテナ
各種アンテナ...

GPSアンテナ、ビーコン受信部は車内フロントウインドウ下端左側、TVアンテナはリアウインドウに設置した。
GPSは感度の点で車外と思ったが、仮組時で衛星3〜6と十分な受信を得ていたのでそのまま車内、ビーコン受信部はマニュアル通り車内に設置。

TVアンテナ(TVダイバーシティ3本、FM VICS1本)は最初車内に付けてみたが、リアウインドウFMプリントアンテナの影響かTVが全然映らなく車外に着け直し。 かなり良く映るようになったが、そこそこのレベル。まぁTVはどうでもいいや...

TVアンテナを車外に取り付ける場合、普通はトランクのゴムをアンテナ線が跨ぐことで車内へ引き込みますが、 サターンはアンテナ線がリアウインドのモールに入ってしまい、さらにリアフェンダー隙間からトランク内に引き込めるのでスッキリ!

見やすい2画面表示...
モニタは8"と大きいため、別々のスケールを表示した2画面表示を常用しそうです。 2画面表示はそれぞれが独立または連動で通常表示、フライトビュー表示、ハイウエイ/ストリートマップ表示が選択できるため、かなり多彩な使い方ができます。
(2画面完全独立で左右位置専用の機能限定がないこともNVX-DVの特徴です。NVX-MVは左右機能限定あり)



見やすい夜間表示...
夜間はこのように輝度部分を押さえた表示になるため、あまり邪魔になりませんがモニタの縁がアルミ仕上げなのでガラスに映り込みます。
ブラックマスクよりアルミ仕上げの方が高級感があるかも知れませんが、クルマのフロントで使用されることが前提のカーナビモニタでアルミ仕上げは?(-.-#) 早急に黒艶消しに塗るかフェルトを貼るなどして対策する予定です。


※リモコンはSONYお得意のジョグダイアル式でマークしてある所や過去の走行履歴からのルート検索はこれだけでOK!フィリップを開くと10キーがあり、カナ漢字変換や頭文字検索時に便利です。
※またモニタは少々奥過ぎる感じもしますが、ダッシュ凹み部分にモニタ基台がピッタリ収まってしまったことと、エアコンルーバー付近より奥の方がセンターメーター同様、視点移動が少なく結果All Right!
リモコンと8" モニタ
夜間表示

パワースイッチレーダー受信機
不要な時は電源を切りたい...

このナビは常時通電(待機電力)があるのはバックアップ上仕方ないとしても、アクセサリ位置にした時に本体の電源が入る。

そのためエンジンを掛ける時はアクセサリ位置でDVDプレーヤとモニタが立ち上がって、ON位置でエンジンを掛けるとスターターの負荷で一度電源が切れて再度立ち上がる。 つまり数秒間にON/OFF/ONが行われることになる。それが故障の原因にもならないと思うが、精神上余りよろしくない。

そこでアクセサリ電源を直接ナビに引かないで間にスイッチを入れた。またシガーライターから採っていたレーダー受信機の電源もこのスイッチ連動にした。
エンジンが掛かったらONにすれば立ち上がるのは1回だけになるし、街のちょい乗りにはナビもTVもレーダーも必要ないのでスイッチはOFF (^_^;

●TIPS
カーナビという商品上、マニュアル・取付説明書の内容は十分詳細なので自分でも取付ができます。始めは線の多さにウンザリしますが、 確実に繋いで行けばだんだん減ってきてそのうち取付は終了します。特に困ったことはありませんでした(^_^.) 買った後で気になって実際の市場価格を調べたら、秋葉原、大手家電、大手カーショップで2〜6万円は高かったので「けっこういい買い物をしたのかな?」とひと安心...
今のところ車速パルスとバックランプの結線はしていません。ただし衛星の受信感度とDGPS対応の為か、街中でも十分な精度が出ているようです。 SONYのHPには、車速パルスなど各車種のフィッティングマニュアルが公開されていますが、残念ながらサターンはありませんでした(キャディラック・エルドラドはあるのに...) 今後しばらく様子を見て車速パルスの引き回し、または別売のパルス発生機を取り付けて精度アップを図ります。まずは取付成功です!


●IMPRESSION
目的地まで今まで通ったことがない道を案内されて驚きましたが、結果として渋滞を避けたり最短だったりで「何て優秀なんだ!」と驚いています。 街中を走るとVICSは次々に受信し渋滞は赤い線で示されます。また道路上のビーコンは直ぐ分かるので「あの下を通ると何かある」と思っていると文字・画像情報を表示し、 さらにルート設定中は渋滞度合いに応じて迂回路を算出しますので、この機能を使うためにもビーコンアンテナはお勧めします。
今までこれ程ある道路情報を利用してこなかったのはドライバーとして「もったいない」ことをしていたと思いました。重量税や道路料金も払っているのだから、これらを受信しない手はありません。 そのために、まずは「カーナビの購入」です。今まで知らなかったルートを教えてくれたりして、サターンもドライブも新鮮になります(^_^)


カーナビはとても初期不良(買った時に既に壊れている)がとても多い製品と言われています。そのため自分で取付する場合はカーペットの下に配線を引き回す前に、 全ての結線を仮に行い、助手席フロアなどに本体・モニタを仮置きして実際に走ってみて動作を確認しましょう!
この場合車速パルスは採らなくても最近の機種では数10mの誤差で地図上をトレースするハズです。これでOKならば、本設置・本配線を行います。 万が一初期不良の場合は買ったショップで交換してもらうことになりますが、カーナビは初期不良が多くまたそれを確認する手段と時間もないため、ショップは交換に応じてくれるようです。

その後の変更は、やはり「後席1つが使えないのは困る(後席足下は荷物置き)」ので本体をトランクに移動しました。 そのためフロントウインドウに付けたGPSアンテナだけは配線が届かなくなり、リアウインドウ下端に移動(他の配線は余裕有り)。 本体をトランクへ移動したので配線余りが少なくなり、運転席下もかなりスッキリ。トランク内の本体には衝撃防止のため、足下のコネクションBOXは荷物に潰されないようにそれぞれカバーしました。
運転席下はC・Boxだけ配線は纏めてトランクへ...余った配線も収納蓋を閉めてスッキリ
前回は車速パルスとバックランプの結線はしていなかったのですが、今回の移動で取り付けました。
この年式のサターンはデジタル車速パルスをECUから採れるのですが、試しにSONY純正「磁気型パルス発生機XA-200S」を取り付けてみました(写真左から3番目、本体右の黒い小箱)。
2000年以降のサターンは簡単に車速パルスが採れないので、この磁気型パルス発生機を使用する機会があると思いますが、 性能は十分でリアタイヤから発生する磁気パルスを正確にカウントしています(カウントはパルス発生機のLEDとナビのDiagnosisでモニタリング出来る)。
実際のカウント数と速度の対比は、カウント数と衛星の位置からナビが計算。このマッチングは自己学習して精度が上がって来ますので10分も乗り回せば精度は実用域です。 さらに10km走行で1/3、100km走行で2/3、200km走行で学習度はMAXレベルまで上がり、街中の数10mおきにある交差点で停止位置もまったく正確に示します。 ただSONY製は自律航法が強いと言われ、一度外れてもそのままマップマッチングでぐいぐい引っ張ります(^_^; が、これも自律心旺盛とゆうことにしましょう。

またバックランプの結線ですが、こちらもリバースギアに入れたことを検出しますので、自宅車庫入れでも10mスケールの地図が廻り、クルマの位置が変わったことを示します。 バックは距離を走るものではないので割合しても問題ありませんが、このような細かい動きに連動しますので付けた方が気持がいいのは間違いありません(^_^.)
蛇足ですが、ほとんどの後付ナビの場合パーキングブレーキ感知は接地で解消されます。が、今後は車速感応型も出てくるのでしょうね(^^ゞ

さらにその後の変更は「デジタル車速パルス」をECUから引きました。当然ナビの動作は磁気型パルス発生機の時と何ら変わりません(^_^;  が、Diagnosisでのモニタリングでは、磁気型がタイヤ1回転で1パルスのところ、ECUからだと約10倍のカウントを得ています。 そのため精度という点ではECUからの方がよさそうですが、タイヤ1回転で1パルスは全く問題ない精度です。 ECUの良いところはタイヤローテーションやタイヤ交換で再度磁気をタイヤに擦りつける手間が無くなることですが、 これもブレーキドラムにホワイトボード用磁石テープを貼ってしまえばメンテナンスフリーですから、ECUに結線したくない場合は磁気型も良い選択と思えます。

参考サイト:The Install Doctor - The Do-It-Yourself Car Stereo Installation Resource.

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