2001年5月20日『プラグコードの交換』 先日行ったアーシングに続いて「プラグコードの交換」をしてみました。 プラグコードの交換は電装系ファインチューンの定番であり、製品自体も国産の ULTRA、 NGK Power Cable、 米国産のNOLOGY HotWires(代理店)、 Autolite Pro-Fit wires などが各車種用に市販されています。 コストパフォーマンス、ストリートユースの使用目的を考えればNGK Power CableがBestな選択と思えますが、 国産車メインのNGKは残念ながらサターン用をlineupしていません。また米国製は本国での販売価格を知ったら日本の値段では到底買えません(^_^; と、ゆうわけで今回は過去歴代のクルマにも使用し愛着もあり、国内で長年の経験と実績の「永井電子機器製ウルトラパワープラグコード」を採用してみました。 エンジンのファインチューンは、アーシングとプラグコード程度と考えていたので、今回で一応終了。後はパワークリーナーなど小物を消耗品交換のタイミングで行うつもりです。 |
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このウルトラパワープラグコードは以前サターン八王子で販売されたため、サターンでは装着車が多いプラグコードです。
その時は購入しませんでしたが、先日のアーシングに続いて是非プラグコードも交換したいと思い、今回永井電子機器に注文し購入したものです。
購入する製品の目安としては、 ・有る程度手頃な値段であり、簡単に入手できる ・ストリートユースのため、ノイズ対策がされている ・純正部品に比べ、耐久性がある ・ある程度のパワーアップが期待できる ・信頼あるメーカーの製品である このような理由で「永井電子機器製ウルトラパワープラグコード」に決定しました。 |
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※サターン用のウルトラパワープラグコードはカーショップの店頭販売はなく受注生産の特注品扱いですが、 永井電子機器はサターン八王子が発注した時点(それまでは無かった)の仕様を持っていますので、現物合わせでなくても直接永井電子に注文すれば直ぐに制作、発送してくれます。 またウルトラ製品取り扱いショップであれば、通販でなくても入れてもらえるハズです。(ショップに適合表の記載は無いが注文できる旨の説明が必要です) |
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交換した4本のプラグコード 黒いパーツが多いエンジンルーム内で、赤のケーブルが一際目立つ(^_^) サターン純正のプラグコードは5Ωの抵抗入り。実測した結果も5Ωで劣化は見られなかった。対してウルトラ製は実測2Ωの抵抗入りで明らかにウルトラ製は低抵抗。 パワーアップは抵抗無しの方が圧倒的ですが、あくまで実用ストリートユースが目的、パワーアップと引き替えにオーディオや携帯電話にノイズが入ってしまうケーブルはNG. プラグコードを交換する際にプラグを点検してみましたが、アーシングの効果もあったのか明らかに焼け過ぎ。 今回プラグコードを交換してさらに焼け過ぎになってしまうと危ないので熱価を1番コールドタイプへ変更。 |
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※交換に使用したプラグはサターンとの相性と耐久性で、米国製Autoliteのシングルプラチナ(熱価NGK6番相当)を採用。 高効率コードとプラチナプラグとの相性もありますが、メンテナンス性を考えるならプラチナでOK! ついでにエンジンルーム内もお掃除してキレイになりました。 |
●TIPS 走行インプレですが、前回のアーシングでは1名乗車と2名乗車程度の軽さ(1900→1950cc)を体感できると書きましたが、 今回のプラグコード+スパークプラグ交換は、明らかにそれ以上(1950→2000cc)を体感出来たと思います。とゆうのには根拠があります。 約2年20,000kmを走ったこのサターンのスパークプラグを点検したところ、かなり悪い状態でした。 マイナス電極が片減りし、シリンダヘッドから出ているガイシ部分まで焼け、また全体的に焼け過ぎです。1番(左から1〜4番)は特に悪い状態だったので若干の失火もあったと考えられます。 そのため今回のプラグコード+スパークプラグ交換でパワーアップしたのではなく、気付かず徐々に落ちていたパワーが本来の1900ccのパワーに戻ったと考えてもよさそうです。 永井電子機器では明らかにプラグコード交換でパワーアップすることを公表していますが、同時に「新車時のコンディションに戻ることでパワーアップを実感できる」とも謳っていますので、 今回のパワーアップ感はそれに相当すると考えてもよさそうです。 サターン標準装備のBKR5E-11は、メーカーのNGK自体も「交換時期は1.5〜2万km」と公表していますので、みなさんも1〜2年でスパークプラグの交換は行った方がいいと思います。 プラグコード交換やアーシングも効果的と思いますが、エンジンファインチューンの順番は実際に火花を飛ばす末端のスパークプラグの点検と交換からしてみて下さい。 場合によっては相当なパワーアップになるかもしれません。 実際に以前の車種でアイドリングの不安定、パワー不足で「コンピュータ系の故障では?」とディーラーに持ち込んだ処、 深刻な問題ではなく「プラグコードとプラグがもうダメ...」とのことで交換したところ簡単に直り唖然としました。 電装系の要は(分かっているのについ後回しにしてしまう)プラグコードとプラグだと再認識しました。それほどこれらのパーツは劣化が激しいようです。 ところで新車時のコンディションに戻る以外に、交換したことによるパワーアップはあるのでしょうか? 既にウルトラパワープラグコードを使用しているサターンユーザからは、高回転域でのパワーアップを体感できるとの報告もあります。 また、ウルトラパワープラグコードには車種別のスパーク温度表、ベンチテスト結果も同梱してあり、まんざら根拠のないパワーアップ、パワーアップに伴う燃費向上ではなさそうです。 今後の燃費、プラグ状態、運転フィーリングは検証して行きます。 シリコンケーブルのヌルヌル感と共に赤のケーブルが映えるエンジンルームにまずは成功!かも(^。=) プラグコードとプラグの抵抗値について サターン純正のプラグコード(もちろん他の電子式燃料噴射装着車)は抵抗(5Ω)入りです。これはケーブルから発生するパルスからノイズが発生しないようにする為ですが、 同様にスパークプラグも抵抗(5kΩ)入りになっています。電導性を高めるために低抵抗コードに交換する訳ですが、実際にはスパークプラグに大きな抵抗があるため、 現実的にどの程度の効果があるか分かりません。もちろん低抵抗コードと抵抗無しプラグの組み合わせは、ノーマルよりも絶大なスパークを発生させることができるのですが、 この組み合わせはデモンストレーションか小排気量バイク以外に使い道はなく、現実は低抵抗コードと抵抗入りプラグの組み合わせになります。 プラグコードのメーカーも車両の純正指定が抵抗入りなら交換する場合も抵抗入りプラグを推奨しています。この辺のお話はプラグメーカーのQ&Aなどを参照してみて下さい。 NGK日本特殊陶業のNGKプラグスタジオ ULTRA永井電子機器のシリコンコード Q&A NOLOGY HotWires日本代理店サン自動車工業のホットワイヤー ここが知りたい Q&A |