2001年3月30日『アメ車なので、どうしてもリアサイド・マーカーが欲しい...』
日本車の対米輸出仕様でもお馴染み。アメリカ本土では、クルマは横方向からでも認識できる赤灯の設置が義務付けられている。
それを流用してロードスターやRX-7、アコードワゴンが夜間リアサイド・マーカーを点灯させているのは、羨ましかったり悔しかったり。点いてるクルマを見るとつい目で追ってしまう... 本物のアメ車、我がサターンには無い(;>_<;)なぜ?どうして無い? クヤシイ... とてもクヤシイ。
付けたいと思う気持ちは高まるばかり。北米仕様のリアコンビネーションランプASSYを買えば出来るけど、そんな途方もない金は無いし北米仕様と同じじゃ面白くない。 市販パーツで「取って付けた」旧ヤナセ仕様が楽しい
「サターンはアメ車だ 文句あるか!」(^_^;


リアバンパーに埋め込んだサイド・マーカーを点灯
まずは完成図。

リアバンパー下にあるのが、今回取り付けたリアサイド・マーカー
そもそも北米仕様でもコンビネーションランプの回り込み部分が赤く点灯するため、本来の付ける場所もない。けっこう悩んだ結果に落ち着きました。

このバンパーは妙に曲線が多く、おまけにキャラクタラインがバンパー中央を走っているので、なるべく平らなところを選んでの取り付けとなった。
ちょっと位置が低くなってしまったが、フロントサイド・マーカー(ウインカー)とほぼ並行な高さなので、返って意味のある位置となった(苦笑)と思いたい。 とゆうのも付けた後で、キャラクタラインに付けた方がもっとカッコよかった気がした。でもこれこそ穴を開けてしまってはもう遅い。「下の方がオトナっぽいぞ」と自分に言い聞かす(笑)

外すとこんな状態汚いので洗った
穴開け加工のためリアバンパー(カバー)を外す。バンパーカバーを外すには、

・テールランプAssyを外すトルクス各2本(T15)
・テールランプAssy下にあるボルト各1本(10mm)
・フェンダー内側ビス各3本(7mm)
・バンパー下プラスティックアンカー各1本
・カバー上プラスティックアンカー4本
・カバー下プラスティックアンカー4本

を外して、カバーを手前に引くとフロント同様にフェンダーから吊っているボルトからズレて簡単に外れる。カバーは柔らかいのでグニャっとなり落ちるので、片側を抜くとき反対側を押さえてもらう人がいるといいのもフロント同様。

マーキングして穴開け切り過ぎないように丁寧に...
次はカバーの穴開け加工で、取付予想位置は事前にパソコン上で目安を付けて、全体から見て大体の位置を決定しておく。
ランプに型紙が入っているので、型紙の穴の部分を切り取り、取付予想位置のカバーに当ててサインペンで印を付ける。

・その前にカバーの中にマーカーを付けた時に干渉するものが無いか確認。
・さらにカバーを押してみて、マーカー裏側の厚さくらいヘコませて確認。

穴開けは、ドリルで隅に連続した穴を開け、その間を鉄ノコで切っていく。この時にマーキングした線より外に切り出さないように注意。
切り取れたら、今度はカッターナイフでマーキングした線まで丁寧に削ぎ取る。このカバーは樹脂なので、カッターナイフですーっと切れていく。微調整はヤスリで削る。
※サターンのパネルはバンパーカバー、ドア、フェンダーとそれぞれ材質が違い、バンパーカバーはぐにゃぐにゃ樹脂、ドアはFRP、フェンダーは樹脂とFRPの混合なので、ドアとフェンダーは硬くカッターナイフでは切れません。

配線して点灯こんな感じです...
マーカーを着けたバンパーカバーを元に戻してあげればほぼ作業終了。

マーカーの電源コードをリアコンビコネクタの黒線(アース)と、茶線(スモール)に結線し、点灯を確認してOK!

この製品の良いところは、リア専用で表の突出はほとんどなくツライチ状態。 逆にマーカーのレンズは約1mm程中に埋まりスッキリ純正仕様に決まるが、そのために穴を大きさギリギリまで丁寧に開ける必要がある。

パーツはオートバックスで定価9,800円を人気商品なのか、そのままの9,800円で売っていた。ちょっと高いけど、でもこの仕上がりを見れば納得。 レンズはアコードワゴン改造用と同じなので、もし壊しても再入手が可能。

●TIPS
なんと言っても正確な穴開けが全てです。この商品は、まわりのプラ部分を1.5mm程残して中に埋まるので、もしも穴が大きすぎるとプラ部分から穴がハミ出してしまいます。 こうなるともう板金塗装以外の修正のしようがありませんので、もしも穴開けをする場合は時間が掛かるのを前提で超慎重にやってください。後は特に注意することはありません。 バンパーカバーは簡単に外れますし、配線も特に問題なしです。


●用意するもの
・電気ドリル、丸平ヤスリ(中目)、カッターナイフ(大)、鉄ノコ、スパナ7mm, 10mm、トルクスT15(コンビランプ取外時)
・付属のコードでは足りない恐れがあるため、適当な電気コード1m、フレキシブルチューブ1m、配線端子類、ビニールテープ

●感想
一番の難所は「穴開け」で、これさえ上手くいけば99%の作業は終了です。あとは付いていたものを外したり、戻したりです。
「赤いボディに赤いマーカーは目立たないな?」と思っていたのですが、マーカー取付のための黒いプラの縁取りがあるので、昼間でも存在感があります。

夜間走行の信号待ちなどで停止中、ファミレスやカーディーラーのウインドウに赤く映るサイドマーカーを見てるとウットリです。自分には直接見えないのですが... こんなリアの赤灯ひとつで気分は全然違ってきますから不思議ですねー(バカですね〜)
ロードスター、RX-7など初めから付いていて、点灯しないものに電球を入れたものはまだいいですが、あり得もしない国産セダンやミニバン改造車に付いているのを見てると 「あれ? キミたち国産車でしょ? 何でそんなところが光ってるのかなぁ?」と優越感があります。 そんな改造車のドライバーに見られても「これはアメ車だよ、初めから付いているのさ。ふふふ...」と涼しい顔ができます。 特に白点灯の飛び出たフロント用を付けてたりすると、そのドライバーは赤面して離れていくでしょう!  欧州では、このリアサイド・マーカーは必要ないので、まさに「アメ車」ならではの特権です。
特にちょっとクルマに詳しくてサターンを知らない人、知ってても国籍を知らない人には「あっアメ車かぁ...」と思わせる効果があります。

ところで、このリアサイド・マーカーの位置は道路車両運送法には点灯しなければリフレクターの役目もないため、問題ないハズです。 リフレクターや点灯すると取付位置の規制対象になりますが、電球さえ外せば単なる赤いプラスチックの車幅も変えないアクセサリーとなります(^_^;)

ご質問等ございましたら「BBS」の方へどうぞ(^_^)