2001年2月17日『どうもサターンのナンバープレート位置は不評のようで...』 はやり多くのオーナーが気にしているサターンのナンバープレート位置。 オリジナルの穴はパテ埋め、純正のプレートフォルダやフォグを使用してあたかも「初めっからだよ」の「メーカー純正仕様」が目標! つい欲目が出てOFFSETしまったので、フォグの移動も必要でかなり大変(^^ゞ でも結果はFunnyな顔つきでカワイイ。 |
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サターンのプレートフォルダはナンバープレートと共締めではないので、ナンバーを外してもフォルダは外せない。でもどうやって止まってるのか見ておくのもいい。
バンパーのカバーを外すには、
・フェンダー内側タッピングビス各3本(7mm)
を外して、カバーを手前に引くとフェンダーから吊っているボルトからズレて簡単に外れる。カバーは柔らかいのでグニャっとなり落ちるので、片側を抜くとき反対側を押さえてもらう人がいるといい。 |
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サターンの組付仕様なんか知らないが、だいたいクルマは似たような作りなので心配はない。逆にサターンの場合は超簡単で拍子抜け(笑) ※カバーを手前に引く前に、サイドマーカーをトルクスで外してソケットを外しておくか、中から手探りでソケットを回して外しておく。 |
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フォグランプも移動するのでウレタンも外す。5本のプラスティックアンカーを抜けばポロっと取れてしまう。
ホーンもバンパーカバーを外せば交換がし易い。けっこうスペースがあるので、Wホーンも入る。 |
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プレートフォルダもプラスチックアンカー3本で止まっているので、裏側からプライヤなどで引っ張ればアンカーが真っ直ぐ伸びてプレートフォルダが外せる。 但しこのアンカーはプレートを支えるため強力で、抜けないようにピンにネジ山が切ってあり外すと壊れ2度と使えないタイプ。 かなり強く打ち込んでいるらしく、穴の周りは放射線状にひび割れていた。 ※プレートフォルダを止めているアンカー3本は表からピンを打ち込み固定するので、バンパーを外さないでプレートフォルダを再度取り付けられるハズです。 ※パテ埋めが前提なので、フォグランプの移転の前にバンパー表側の3つの取付穴をマスキングし裏側からパテを盛り、乾かす時間を稼ぐ。 |
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フォグランプはバンパー金属部に10mmナットで止まっているので、ナットが見える小さな四角の窓にスパナを入れて回す。 ・窓が小さいので、少し回しては差し直して回すの繰り返しで、面倒(^_^; 小さめの10mmラチェットがあると早い。 ・フォグランプの移転先は「ここに付けてもいいよ」と言わんばかりの穴が2つあり、オリジナルと同じ小さな四角の窓も空いている。ラッキー! ・但しプラスティックのカバーをノーマル位置と同じように切り取らないとフォグランプのステーは密着できないので、 カッターで傷を付けておきプライヤで破り取った。 ・フォグランプのステーには位置決めの爪が付いているが、移転先にはこの爪が入る穴はない。この爪はグラインダーで削り取ってしまう。 ・フォグランプが緩むと面倒なので、ステーの10mmナットにスプリングワッシャーを追加し、さらにペイントロックでナットを固定。 ・フォグランプの上下調整はスクリューで後でできる。ここでは左右の光軸だけ決めて固定。 ※フォグランプが中央に寄ったおかげでハーネスは届かなくなり、延長のためのコードとフレキシブルチューブが必要になる。 慌てて自転車で買いに行った(^_^; 先に調べて買い物は済ましておいた方がいいけど、やってみないと分からない。 フォグランプのハーネスが長くなり遊んでしまうので、オリジナルのフォグの穴を使ってタイラップで固定。 点灯を確認してフォグランプの移転は完了。寄り目でカワイイかも! |
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新しいプレートの位置を決めるため、バンパーを仮に組んでみる。プレートフォルダもどの位置がいいかいろいろ着けてみて、遠くから眺めてみる。
プレートフォルダの位置が決まったら、プレートフォルダ上部に穴を2つ開け、その穴よりバンパーにマーキング。バンパーにも穴を開ける。 プレートフォルダを付けるためカバー裏側にナットを付ける。補強のためナットはステーに固定し、ナットの穴以外はステーごとパテ埋めで固定。 プレートフォルダをすこしバンパーから浮かせたかったので、表側にはゴムブッシュを付けた。 ※プレートフォルダは純正品の上部に穴を開けると使えそうなので、そのまま使用。他車流用やナンバーの下をすこし切ってUS版を付けるのもいい。 ※ナンバープレートの取り付けは、L字型ステーでナンバーだけを吊り下げてもいいし、いろいろ考えられるので工夫してやってみるいいかも... |
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パテで埋めた純正プレートフォルダの穴を平らにするため、パテの上から400番位の耐水ペーパーで磨く。下地が出ても構わない。
下地は黒なので、そのままだと赤い塗料は乗らないため、白のプライマー等で下地を作る。今回はプライマーを買い忘れたので、前のクルマで使っていた赤のカラーパテを盛った。 今度は下地が出ないように、カラーパテの上から耐水ペーパーで磨く。カラーパテの分だけ僅かに盛り上がってしまうが、ある程度の妥協は必要(^_^;) 部分塗装なので、広い部分に塗装が乗りやすくするため広く耐水ペーパーで軽く磨いておく。 |
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平らになったところで塗装。ボカシ剤で段差はかなりごまかすことができる。
800〜1200番の耐水ペーパーで塗装面のザラつきが無くなるように全体を磨く。 段差の部分はオリジナル塗装と境目がなくなるように丁寧に磨く。このとき磨きすぎてオリジナル塗装の下地が出てしまったり、パテが出てきてしまったりしたらアウト。 手で触ってみて、穴がどこに有ったか分からない様に、全体でパテ埋め部分を平滑にする。 耐水ペーパーの次は細目コンパウンド、微粒子コンパウンドの順で光沢が出るように磨く。この時点でほとんど完成に近くなる。 最後はホントの仕上げで、ワックスを掛ける。 |
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ナンバーを付けて完成。プレートフォルダ上部のボルトはナンバーをぶつけてもバンパーの穴を痛めないように軽めに締めてフローティングな状態。プレートフォルダ下部をL字金属ステーでバンパー下部と両面テープで固定。「メーカー純正仕様」が目標なので、プレートは隠さず傾斜させず、ほぼ垂直に取り付けてある。 |
●TIPS ・Do It Yourselfな仕上がりなので、多少出来が悪くても「まぁいっか!」のある程度の妥協の気持ちは必要かも... というのも部分塗装なので、光が当たるとやっぱり反射が違うのが分かるし、 プロでも塗装の重ね塗りの場合、厳密に言うと色合わせと段差の処理が完璧には出来ません。今回もよく見ると塗料の色が若干違うことと、どうしても完全に段差を埋めるのは不可能で、ここが「ある程度の妥協の気持ちは必要かも...」の部分です。 この辺はボディカラー(純正色カラースプレーが手に入らない)にも影響しますが、タッチアップペイント/部分塗装/全塗装と、金額と仕上がりとのバランスで、どれが一番適しているかよく考える必要があります。特に純正色カラースプレーが無いので、完璧な仕上がりを求めるなら塗装屋に色合わせして吹いて貰うのもいいです。だたし、全塗装の場合はウレタンバンパー系専用塗料でないとひび割れが起きるかもしれません。とにかくカバーはぐにゃぐにゃに柔らかい。 クルマは歴代何台も板金塗装をしていますので慣れていますが、サターンの塗装はソリッドカラーでも薄い地色の上に厚いクリア層というメタリック並の塗装です。そのために深い艶が得られるのですが、これは部分塗装に非常に不向きです。危険ですからやらない方がいいと思います。また、ボクのクルマは以前の事故でバンパー交換(交換品はその都度塗装)をしてありますので、塗装の特性がオリジナルと全然違います。新車からの場合はなおさらお勧めできませんので、再塗装する場合はご注意を... ●用意するもの ・耐水サンドペーパー(300,600,800,1200番を各数枚)、パテ(自動車用、類似色カラーパテなら尚化)、コンパウンド(細目、微細目) ・ラッカースプレー×1、ボカシ剤×1、バンパープライマー×1、タッチアップペイント(塗装しない場合) ・フォグランプ移転時の適当な電気コード1m、フレキシブルチューブ1m ・電気ドリル、グラインダー、カッター、スパナ各種、トルクス(サイドマーカー取外時)、ビニールテープ、両面テープ、タイラップなど... ・その他、ナンバーを吊るための金属ステー、ボルト類は必要に応じて各種用意。 ●この程度の補修で塗装はちょっとやりすぎな気もするので、一番いいのは、 「外からプレートフォルダのピンを打ち抜き、表からパテで穴を埋めて、タッチアップペイントで補修」をお勧めします。これならバンパーカバーを外さずにプレートフォルダを外せ、またパテを抜きアンカーを表から挿せば元にも戻せます。「穴が空いているのはどうも...」という人には穴も目立たなく、十分お勧めです(自分も最初はこれでした) ●感想 一番の難所は「純正色カラースプレーが手に入らない」ことで、カーショップでカラーチップ(見本帳)を借りてボディに合わせ、類似色を探して決定(ソリッドカラーなのでまだマシ)。最近はカーショップでオーダーのカラースプレーを作ってくれるが、これも純正カラーNo.が分からないと作ってもらうのは不可能。Soft99では「99%のボディカラーが揃う」らしいのだが、Soft99とHOLTSのオーダーカラー表にもサターンは無い(>_<) ナンバーとフォグランプの移動で、かなり顔つきが変わっていい感じ。少し車体が低く広く見てるような気がするのと、何だかこの方がサターンらしい感じ。 日本のナンバーはちょっと大きいので、欧州のように縦が短い横長だったらもう少しカッコよく収まりそう。 ところで、このナンバープレートの位置は道路車両運送法には問題がないと思う。でもダメな場合はプレートフォルダを両面テープで元に戻してあげれば車検仕様に直ぐ戻せるのも利点(^_^;) ※道路車両運送法第19条「ナンバープレートは車両の前後の見やすい位置に固定しなければならない」 ※検査の基準は「当該車両の正面から100メートル離れた位置から見てナンバープレートの字を判読できれば良い」 ご質問等ございましたら「BBS」の方へどうぞ(^_^) |