2001年1月14日『どうもサターンのブロア吹き出し位置は不評のようで...』
「金を掛けずに見た目よく効果的」を目標にサターン2度目の冬に改修してみた。やってみたら左足の暖まり方が全然違う。

助手席側運転席側
サターンの空調吹出口は、開口部の大きい「吹出口1」が上に、開口部の小さい「吹出口2」が足下に付いている。

そのため、大部分の温風は「吹出口1」から座っている脚の上を通り、ドアの方に向かって流れてしまう。そのため冬場の一番暖まって欲しいつま先が暖まらず、 さらには温風が上半身に集まり、アタマがボケてしまう。換気のためサンルーフを少し開けていると、室内の空気を吸い上げるため、なおさらのようだ。

「この際「吹出口1」を全面閉鎖してしまおう」と思ったが、結構ブロアの風量があるので、足下の「吹出口2」だけでは、ロスが大きいような気がするのと、 全面閉鎖するにはちょっともったいないので、向きを変えることにした。

東京防音株式会社製「安全マット」エラストマー製ゴム抗菌剤入
「吹出口1」の下にあるビスでアクリル版を固定して風向と風量を制限するとかも考えてみたが、出来ればシンプルに作りたい。
「何か適当なものはない物か?」と物色中、ホームセンターで子供が頭をぶつけても安全なように机やテーブルの角をプロテクトするゴム製の「安全マット」なるものを見つけた。

大きさは「吹出口1」の幅約35mmにちょうど被さる40mm。おまけに2個セットなのでピッタリ。430円だった。色はホントは黒がよかったが、なかったのでこげ茶である。

※40mmと書いてる方を上にして「吹出口1」に被せる。

助手席側運転席側
このまま付属の両面テープで「吹出口1」上部の6mm程飛び出ている部分に貼り付ければOKなのだが、このままでは風向が全面的に下に向いてしまうので、ペダル方向を好みに合わせてカット。 写真では斜め45度に切ってあるが、現在はもう少し広く切ってある。

実際に試したところ、上とドア方向へ向かう温風はまったく無し。ちょうどブレーキペダルへ向かって流れる。これで「吹出口2」の温風と合流。つま先が早く暖まり、温風が顔の方へ流れてくるのが 防げる。とても調子よくなった。Good!!

※助手席側の「吹出口1」はちょっと下向きになっている。特に気にしないので、そのままやや下向き加減である。

運転席側
運転席側を別の角度で見た物である。

上の写真はかなり目立っているが、実際はこげ茶なので違和感はない。ちょっと見は三角のリレーBOXの様である。つま先側の一部を好みに合わせてカットし被せるだけの純正部品並のフィット感である。

小さくゴム製のため、万一、取れてフロアに転がってもペダルと干渉することもなく危険もない。オマケにブドウ球菌と大腸菌が繁殖しない抗菌仕様である? また飽きたら直ぐ外せる。
助手席側グローブボックス下に電子機器等を積んでいる場合の熱対策にもいいかもしれない。

※「吹出口1」は非常に高温になるため、付属の両面テープは直ぐ溶けてしまった。そこで「100゜耐熱両面テープ」というもので付け直してある。特に取れなくてもいいので、瞬間接着剤で補強してある。