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2010年02月06日

トヨタ社長の陳謝に思う

ボクが今回のトヨタ車リコール問題のニュースを見て真っ先に思ったのは、鎌田 慧さん著の「自動車絶望工場」ですね。
これは、70年代からの高度成長期に増産・増益のためだけにトヨタの工場で機械のように働かされて使い捨てられていく労働者のルポタージュです。

まぁ会社は利益が出なきゃ存続の意味はありませんから、増産・増益の追求は当然ですが、そればかりな長年の体質が今回の事件の結果ではないかと思えて仕方ありません。

従業員が買える価格のクルマを作るフォードと、従業員が一生買えないクルマを作るトヨタでは既にスタートの発想が違いますが、それは最終的な製品に現れるような気がします。それは機械としての精度は良くても工業製品として感性に訴える魅力が無いという感じです。そして魅力の無さが顕著に現れているのが今の三菱車ではないかと思います。

米国メーカーは苦戦していますが、今のマスタングやカマロを見てると夢や所有感を持てますね。対してエコカーはただの道具で、所有する喜びなど無いと思いますが、どうなんでしょうね。外から見ればクルマは運転者の服装や人格の表れと採られると思うのですが...

cars

とは言え、70年代のトヨタ車は好きでしたね。富士を走るKP47スターレット、マカオを走るTE47スプリンター、WRCの初代セリカなど、夢がありましたよ...;
まぁ、「クルマに夢を」なんて言ってる自分の方が時代錯誤なんだとも思えますがね(汗;)

投稿者 ami : 2010年02月06日 10:00

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