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2005年08月13日
テレビドラマと居酒屋
テレビはニュース以外はほとんど見ないが、今日は前々から楽しみにカレンダーに印を付けていたドラマがあった。「実録・小野田少尉 遅すぎた帰還」である。
小野田さんが帰国したのは1974年。ボクなどは既に中学生だったから記憶にはずいぶん新しい。帰国までの概要は数多く紹介されているから割合するが、ドラマでも十分壮絶な30年の戦いだったのが分かる。その数年前に帰国した横井さんとも比較されるが、どちらの生き方も戦後生まれがどうこう言えた物じゃないことだけは確かだ。特に帰国場面のインタビューは愚の骨頂で、実際もそうだったらしい酷いものである。
小野田さんは帰国後政府から慰労金として100万円を渡されたが、これを拒否。靖国神社に寄付したことでマスコミから「軍人精神の権化」「軍国主義の亡霊」といった批判があったという。しかし戦没者の霊を奉る所(戦犯者の問題はおいて置いて)として単純に靖国神社へ寄付したという理由ではいけないのだろうか?小野田さんは帰国後すぐにブラジルに発ってしまったが、このまま平和呆けした日本に居ることはいたたまれなかったに違いない。
※さらにタイムリーな番組がある。NHKスペシャル(8月14日(日)21:00〜22:45) 「戦後60年・靖国問題を考える」遺族・元兵士の思い▽A級戦犯はなぜ合祀されたのか?戦後史から検証▽首相参拝は是か非か▽東京裁判と歴史認識▽どうするアジア外交解決の道筋
さて続きはまったく別の話なのだけれど、そのドラマを見る前に西荻の居酒屋「戎」に居た(^_^; しかしなんだか今日は店員のOクンの調子が変だ。というのもやけに落ち込んでいるようだ。店の中、それも客の前でそんな状態だと余程のことでもあったのかと?ベテランKクンに聞くと「最近たるんでいるから店長にかなり言われたらしい」とのことだった。
うーん... 確かにOクンはそれなりには努力はしていたと思うのだけれど、イマイチ上手く動けて無い気はしていた。西荻の「戎」はヘッドセットにトランシーバー、POSシステムと、システマチックに運用されているガーデンプレイスや川崎、八王子、国立、吉祥寺... の戎とは違い、注文は飛び交い大声で本店とやり取りし会計は暗算レベルを要求される旧態依然の店である。そのため焼台の店長をはじめ、数名で廻していくには、自分で考え動けることを高度に要求される店だ。戎の中でも、ある意味「エリート集団?」の店だと思う。
しかし、そのため店を受け持つ店長としては厳しくならざる得ないし、スタッフはそんな中で自分の位置を確立しやって行かなければならない。普段は穏和な南口店長だけど、ぢつは一番厳しい人なのかもしれない。が、だからこそ長年に渡っての固定客がいるのだ。世の中最善の努力をしてもダメなこともあるが、それは他から見たらまだ最善ではないからだ。と言ったら厳しすぎるかもしれない。もちろん自分も言える。
投稿者 ami : 2005年08月13日 23:59