1999年7月17日『サターンを買った』
今まで乗っていた「EUNOS 100」も9年目にして電装や駆動系の故障が増え、修理代も掛かるようになってきた。 さらに夏休みの北海道旅行を前に今度はマフラーが破れてしまった。この修理は結構高い。今年は車検もある。 この際クルマを買い換えてしまおうと物色中だったが、なんと初めてサターン八王子に行った日に注文してしまった。

マツダEUNOS 100は4ドア+ハッチバックで、一筆書きで描いた様な思い切りのいいフォルムでとても気に入っていた。 ファミリア「アスティナ」と同型だが、細部がEUNOSらしく仕上げてある。ハッチバックは使いやすいし、エンジンはマツダの傑作・B系パワフル型ツインカムでよく走るし燃費もいい。

マツダは初代フェスティバ・キャンバストップ、フェスティバミニワゴンも家では使っていて、値段の割に出来が良く好感が持てる数少ない国内メーカーである。 そんな訳でEUNOS 100がまだ新車で売っていればまた同じでよかったが、後継はというと名車ランティスも既に販売中止、ファミリアS-Wagonになっていた。 ファミリアS-Wagonはいいクルマだが、何て言ってもスタイルが悪すぎる。カッコ悪いのだ。でも基本的に4ドア+ハッチバッククーペが希望である。 普段の足(タワーパーキング等)も考えると1BOXやミニバンは必要ない。
前期主力自家用車「EUNOS 100」
いろんなメーカーのWebサイトを訪れては、次期主力自家用車を物色したが、4ドア+ハッチバッククーペというものは現在市場にほとんど存在しない。 しいて揚げればフルチェンジ間近のインプレッサかシトロエン、サーブ位しか候補にはならない。しかしどれも面白くない。
そんな時、ちょっと閃いた! サターンである。以前TVCFで見覚えのある3ドア+ハッチバッククーペなら全然問題ない。さっそくサターンのWebサイトを訪ねて調べてみた。 残念ながらハッチバックではないが、トランクスルーの出来次第ではガマンできる。さっそく実車を見に行くこととする。

1999年7月17日。ものすごく暑い真夏の土曜日午後。
自宅からクルマで15分程の日常買物圏内にあるサターン八王子に実車を見に行った。
「マフラーが破れてデカイ音がするクルマで外車の店に乗り付けるのもなぁ...」と思ったが、いかにも壊れて買い換え客という感じもする。 店に着いて中から飛び出して来た女性の人に、

「クルマを見せて欲しいんだけど...」といったら、
「暑いので中に入って下さいよ」と言われ、
「どのタイプですか?」と聞かれた。
「3ドアなんですけど...」と言うと、
「3ドアなら外ですね〜(笑)」
とまた外に出て、置いてある赤い3ドアクーペを見せて貰った。

例の観音開きのドアを開けた時は結構感動した。「これは広い!」まったく今まで何でこんな便利なものがなかったのかと思う。 残念ながらハッチバックではないが、この3ドアなら悪くない。しかしトランクは思ったよりも狭い。
※後で分かったのだが、ハッチバックはヒンジ(取付部)がまったく邪魔にならないルーフ部分にあるが、 トランクのヒンジはトランクを閉めると内に大きくせり出し、大きなものは全く積めなかった。
「試乗してみませんか?」もちろんOK!さっそく準備してもらった。
最初はサターン八王子の女性(U嬢としよう)が運転で近くを1周。交代してサターン八王子から日野駅まで約1km乗ってみた。 もっと外車っぽいと思ったが座った感じも違和感がないし車幅感覚も乗ってすぐ掴めたのには驚いた。ウインカーも国産車と同じ右側、 でもハンドルからレバーの距離は遠いので、そこだけは気になった。
戻り道は登坂である。「え゛っ、遅い!」大した坂道ではないのにパワーがない。今はそうは思わないが、初めはATのクセがこれだけ乗っただけでは全然掴めていなく、 早めにシフトアップしてしまったらしい。

サターン八王子に戻りいろいろ説明を聞いた。非常にこのU嬢は好印象である。今から思うと、このU嬢の対応でなければ当日には買わなかったかもしれない。 それとは別に日本国内で売っていて、乗ってる人もいるのだから、そんな酷いモノではあるハズもない。現実問題として夏休みの自走北海道行きに間に合うクルマを急いでいる。
「今月中に来れば買う」とその場で確認をしてもらったら「OK」とのこと。行きに寄ってきた銀行で生活費を下ろしていたので、それを手付けに注文をお願いした。 サターン八王子に着いてから1時間程度で契約成立である。なんと簡単な客であろうか... 

「200万を超える買い物をこんなに簡単に決めるのもどうかしている」「一晩考える余地もある」と思いもしなかったのは、あまりの暑さのせいだったかもしれない...
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